【5月18日】お田植大祭のご案内
令和7年 太郎坊宮お田植大祭
‐5月18日(日)10時30分開式‐
お田植大祭は、その名前の通り、田んぼにお米の苗を植えるお祭りです。
そういってしまうと簡単に聞こえますが、今年一年間、お米や野菜といった農作物が元気に育ち、みんなが豊かに生活できるよう祈る、大切なお祭りです。
お田植大祭を行う場所は、太郎坊宮の山のふもとにある、御神田(神さまの田んぼ)です。
早乙女さんたちが色鮮やかな衣装を着て、歌や踊りとともに田植えをする姿は、古式ゆかしいものです。
みなさんは、機械を使わない田植えをご存知でしょうか。
今は、便利さや効率を追い求め、どんなことも機械でするようになりました。
田植えや稲刈りなど、農作業でも機械は活躍しています。
しかし、機械が活躍すればするほど、昔ながらの農作業の姿は失われてしまいます。
田んぼで苗を植える時の田植え歌や、田植え踊りは、歌舞伎や能のような伝統芸能と違い、時代の移り変わりとともに、どんどん失われていくのです。
太郎坊宮のお田植大祭は、そうした「昔ながらの、田植えの姿」を、これからも末永く、伝えていこうとしています。
太郎坊宮の神さまは、勝利と幸福をもたらす神さまとして知られていますが、このお田植大祭ではそうしたご利益に加えて、一年間の農業の安全と無事、豊作のご利益も受けて頂きたいと思います。
もちろん、農業だけに限らず、様々な産業に神さまのご守護がある、良い年となるようにお祈り致します。
また、各地でみることがなくなった着物や編み笠姿による田植え行事は、一見の価値ありといえます。
農業を始め、様々な産業、生活の安全と無事、発展を祈る由緒あるお祭りですので、ぜひお参りいただき、神さまのご利益をお受け下さい。
日本ですら見ることの少なくなった、人の手による田植えの行事、そうした貴重な姿を目にすることで、古き良き日本文化を思い起こし、心にとどめて頂きたいと思います。
令和7年 太郎坊宮お田植大祭 5月18日(日曜日)10時30分より