太郎坊宮では、一年間を通して様々な祭礼行事が行われています。
数多くある祭儀のうち、いくつかをご紹介します。
-
1月1日 初もうで
勝運授福、開運厄除、商売繁昌の神として信仰される太郎坊宮の初もうでには、毎年約10万人の方々が訪れます。
お参りの方は、自分のお願いごとに添ったお守りや、破魔矢、熊手を手にされます。
絵馬に、お願いごとや一年の抱負を書く人。
一年間の運勢を占うおみくじで一喜一憂する人。
神社は一年間の幸せを願う人々でにぎわいます。
お守りや絵馬、縁起物の熊手等を受け、今年の幸福をお祈り下さい。 -
3月24日 例祭(れいさい)
数多くある太郎坊宮のお祭りの中で、最も重要な儀式です。
皇室弥栄、国家安泰、万民幸福等を祈願する祭礼です。
献幣使をお迎えし、神社神職、役員が正装して拝殿に進み、儀式を行います(一般昇殿不可)。 -
4月第一日曜日 渡御祭(とぎょさい)
太郎坊宮の神様を奉じ、御神輿が氏子各町をめぐるお祭りです。
賑やかな鐘太鼓の音が鳴り響く中、御神輿のお渡りがなされます。
前日の宵宮祭では太郎坊宮の山麓にある御神田に大炬(大きなたいまつ)を五柱並べて立て、御神火を灯します(写真)。 -
5月第三日曜日 お田植大祭
五穀豊穣、産業発展を祈る儀式です。
日本各地で失われつつある「人の手によるお田植え」を間近にご覧頂く機会でもあります。
菅笠に手甲、脚絆を身に着けた早乙女が苗を植え付ける様子は古式ゆかしく、格別です。 -
6月30日 夏越大祓式
半年間の罪穢れを祓い清める儀式です。
紙製の人形にご自身の罪穢れを託し、清火で燃やすことにより心身清浄を祈ります。
古式にのっとった『茅の輪くぐり』神事も行います。 -
7月23日・24日 千日大祭
この両日にお参りすれば、千日間のお参りと同じご利益を授かると伝わる、太郎坊宮の古祭です。
18日からは「千日大祭祈願祭」として、皆様から奉納頂いた提灯が境内神域を照らし、幻想的な空間が広がります。
千日大祭日を含む一週間の間には、献茶式を始めとする各種行事も同時に開催します。 -
中秋の日 観月祭
連歌師の祖・宗祇法師が太郎坊宮に立ち寄って句を詠まれたという伝承にちなみ、毎年中秋の日に行うお祭です。
お祭りでは御神前に和歌や俳句をささげ、名月を仰ぎます。 -
11月上旬 献菊祭
麗しい菊花を太郎坊宮の神様に献じるお祭りです。山上広場一帯に菊花が展示され、参拝者の目を楽しませてくれます。
-
11月3日 一願成就社報恩祭
太郎坊宮の神様から頂いた「恵み」に感謝し、更なるご加護をお祈りするお祭りです。
-
12月第一日曜日 お火焚大祭
太郎坊宮の象徴ともいうべき大祭儀です。神道を基として仏教や修験道が融合したお祭りで、全国屈指の規模を誇る神道護摩。全国各地から納められる護摩木を焚き上げ、諸悪を滅ぼして心身清浄を願い、願いが叶うようお祈りします。