喫茶コーナーの抹茶碗(その3)
定期更新ネタがない時期なので、喫茶コーナーの抹茶茶碗紹介(その3)をお送りします。
今回ご紹介するのは・・・「油滴天目(ゆてきてんもく)茶碗」!
天目茶碗には「二段になった口造り」「器に対して小さい輪高台」などなどの造形的約束があるそうで。
そうした天目茶碗のうち、水に浮かぶ油の滴のような模様があるのが油滴天目茶碗。
まんますぎてアレですが、まぁそういうことです。
↓うちの喫茶コーナーにあるこのコは、数百年前の中国で作られたもの。
こう言ってはなんですが・・・。
このコ、当時は失敗作扱いだったハズ・・・(汗)
完全完璧を尊ぶ当時の中国の風習では、うちのコのように「模様がイビツ」「焼け具合が不揃い」なものは規格外。
なので1.悲しいことに捨てられた→2.地面に埋まった→3.掘り出された→4.日本(たろぼー)にやって来た、のだと思われます。
出来のいい仲間が国宝や重要文化財になってるのと比べたら、雲泥の差。
まぁ、造形が丁寧なのは流石。
そして現在では意外と人気者。
「ステキね」と褒められます。
たまにしか出展しませんが、見つけたときは手に取ってあげてください。
では、また。